風物詩。

みなさま、あだ名ってありましたか?
あだ名って意外と個人差ありますよね。
名字か名前から抜粋のノン奇抜あだ名派、名前に一切関係ないところの奇抜あだ名派…
小学校、中学校、高校とそれぞれ違うのもまた興味深く。


私は、学校では全体を通してノン奇抜派ですが、学生のアルバイト先でのみ(さらに男子バイトに限り)「コバA」と呼ばれていました。


Aという事はBがいます。
私より後に入った同じ名字の女子がコバBさんです。もはや、コバを抜かして先輩からは「A」年下男子学生からは「Aさん」となるのも時間の問題。



学校もバイトも休みのある日、学校の友達とブラブラ浜の町近辺を歩いてましたら、バイト先の先輩が正面から歩いてきました。
先輩が先に私に気づいたので
「おう!コバA!」
と声をかけられ、1、2分
お疲れさまでーす。
なんしよっとー。
先輩ナンパですかーコンパですかー。
となんの実もない話をし、友達のところに戻ると、どうも友達の様子がオカシイのです。
口数も少なく、難しい顔をしているのです。



そして今まで見たことがない神妙な顔で
「あんた、バイト先でどんな扱いうけてんの?」
と言うのです。
全く話が読めず「なんでー?」と聞くと、


「なんで小蝿って呼ばれてるの?」


と言うのです。
そう、彼女は「コバエー」を「コバエ」と聞き間違えたのですね。言われてみれば伸ばすか伸ばさないかですもんね。
違う違うとA説明をしたら、「よかったー」と心底安堵の表情を浮かべ、やっと笑ってくれました。


後日、先輩に顛末を話し、「今後、街ナカで私の事大声で呼ばないでください」と注意喚起したことでございます(._.)相当ゲラゲラ笑われましたけど…


コバエが飛ぶこの季節になると、本当に心配してちょっと先輩に怒りすらしてくれた友達の想いが嬉しかったことを思い出します。



お陰さまで、心配してくれた友達も、コバAと呼ぶ先輩も、今も親交継続中。