馴染み去りゆく。

昨日は、寝台特急カシオペア、ラストランでしたね。


一方、長崎は新幹線開通に向けて、着々と線路作り始まってますね。
新幹線の速さは、たまに乗ると結構ビビりますよね。
数時間乗ると速さに慣れてしまうのがまた不思議なのですが。
そして見た目もやっぱりシュッとしてなんかこう「エリート営業マン」って感じでカッコいいですよね。


でもなぁ。
日本津々浦々の寝台列車が一年一年去ってゆくのはやっぱり寂しいですね…
年に数回フと、現役の寝台列車チェックをします。特に乗る予定はないのですが…この5年、引退は加速しています。
今はなき、“寝台特急さくら”に乗った幼い頃のあのワクワク高揚感は、一生忘れないです。



でもねぇ。
寝台特急も、最初はピッカピカルーキー。
新幹線が、レトロになる日も来るのです。
馴染みのある場所や、お店や、人が去ってゆくのは寂しいもの。
でも、次の新参が、きっと次の誰かの馴染みになります。
順繰り順繰り。
(…と、自分を慰め、励ますことが多くなりました)


そういう意味で、古典のみだった落語もここ最近、新作も少しばかり聴くようになりました。
それこそ、私がこの世を去ってからのある日、ヘタしたら古典の演目になってんじゃないかって馳せながら噺を聴くと、またひと味増すのです。
受け継がれ光る話芸の素晴らしさよ。



苦しさも、楽しさも、我がの想像力が生み出す副産物と、そう思ってます。