オーダーケーキ。

今回は、10CMタルト型でタルトレット2種×2ケずつのオーダー。

ひとつは、去年もご注文くださった「いちごジャムのタルト」。
去年より少し時期が早めのご注文でしたので、苺の品種が違います。
完全フレッシュ用の苺でしたので、みずみずしく色が薄めの大ぶり。ジャムも水分多めの仕上がりですが、苺の味は上出来でした。
ジャムと相性抜群のバタークリームで。

長崎県産レモンのタルト同様、素材に大きく味が左右されるのも、醍醐味かと思います。


もうひとつは、「木の実とレーズンのブランデータルト」。
くるみやら、ひまわりのタネやら、南瓜のタネやら、木の実いろいろと、レーズンのブランデー漬けを入れたバターケーキのタルトです。
こちらは軽めのキャラメル風味生クリーム添え。


大きい特別な日のケーキだけでなく、今回のように、普段食べたい小さめケーキのご注文も大歓迎です!
「今夜のお茶の時間が楽しみで♪」
とホクホク顔でお受け取りくださるお客様に、日々の楽しみ方がお上手だな。と学びあり。


とにかくレスポンスが早い昨今の世の中。
注文→即受け付け完了メール、即準備、即配達。
自分もご多分に漏れず発注渦の中。


そんな中、口頭若しくは電話のみの受付け、1週間以上前からご予約頂き、その間にご来店くださった折りに、私が「ご予約のケーキなんですけど…」とまだちょっと聞く…みたいな時間全てを楽しんでいらっしゃるお客様は、“待つ時間”をも食べる瞬間のエッセンスにしてしまっている上級者ですな。


私は私で、実際に仕込み始めるのは、お受取り2日前辺りからなのですが、八百屋さんの様子をみたり、天気や気温の様子をみたり、完成形を確定するまでにお時間を頂く必要がありまして…
あはは…のんびりしている…のですが、必要なんです私みたいな者には。


今回のオーダーも、作業入る直前まで脳内あーだこーだでした(^_^)
ありがとうございました!