記憶の引き出し。
みなさまご経験ある方多いのでは…
「あんたは橋の下に捨てられてた説」
うちもご多分に漏れず、
「橋の下に捨てられてたのよ!」
…では終わらず、さらに
「近所の人が集まってきてたんだけど、誰もいらないってなってね!」
さらに続きます。
「みんなでどうしようかってなって、しょうがないからジャンケンで決めようってなったのよ!」
調子乗ってきたのでしょうね。
「それでお母さん、負け続けたのよ!最後まで負けたの!10回は負けた!」
結果、
(お母さん、よっぽどジャンケン弱いんだなぁ)
という強烈な印象を残し、母はなにを伝えたかったのか、橋の下発言勃発の原因、私がなにをやらかしたのかは一切覚えていないまま今に至ります。
当の母は、発言の記憶すら忘却の彼方でございましょう。
なにが正解で、なにが失敗か。
どの時点を結果とみるのか。
言葉が共鳴するのは1年後か、20年後か。
言葉が忘却するのは3日後か、生の限りか。
どう伝わり、どう捉えているか。
それは、我が子ですら受け手により大きく誤差がでるもの。
たまに、ポーンと記憶の引き出しが開く時があって、開いた時の自分の環境、ステージでもまた捉え方が違うからおもしろいものですね。